中国から東南アジアに広く分布し、日本では「マルバニッケイ」の名で知られる種です。密度は約0.45g/cm³。日本のクスノキよりもやや軽く、組織が柔らかいため、加工のしやすさが際立ちます。古くから薬用や香料としても利用されてきた歴史があり、木材からも微かにスパイシーな香りが漂います。強度的には中程度ですが、寸法の安定性が比較的高く、狂いが少ないのが長所です。一方で、表面が柔らかいため重いものを置くテーブル天板などには不向きで、用途を選びます。