降香黄檀(黄花梨)

Dalbergia odorifera
Hainan Fragrant Rosewood
Fabaceae
広葉樹
基本密度
0.85 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 非常に重く、水に沈みかける
密度(含水率12%時の推定)
≈850 kg/m³

物性データ

基本密度0.85 g/cm³

特徴・解説

中国・海南島を原産とするマメ科ツルサイカチ属の最高級木材です。密度は約0.85g/cm³と高く、非常に硬質で緻密な木肌を持ちます。中国では「黄花梨」の名で古くから明代・清代の高級家具に用いられ、歴史的価値が極めて高い種です。同じ属のブラジリアンローズウッドと比較しても、特有の甘い芳香(降香)が強く、油分を豊富に含みます。日本のシタン(紫檀)に近い性質を持ちますが、より黄色味を帯びた上品な色調が特徴です。現在は資源が枯渇しており、市場に出回ることは稀で、入手は極めて困難な状況にあります。

🎨 色味
心材は鮮やかな黄褐色から赤褐色で、時を経て深い琥珀色に変化する。辺材は淡黄色。
🌿 木目・肌目
木目は交錯し、しばしば「鬼臉(幽霊の顔)」と呼ばれる独特の複雑な節模様が現れる。肌目は精。
🛡️ 耐朽性
非常に高い。油分を多く含み、菌や虫害に対して極めて強い耐性を持つ。
🔧 加工性
非常に硬いため加工は困難だが、仕上がり面は鏡面のような光沢を得られる。接着性はやや低い。
📦 主な用途
明式家具の複製、高級文房具、彫刻工芸品、楽器の部品、数珠