クルイン

Dipterocarpus acutangulus
Keruing
Dipterocarpaceae
広葉樹
基本密度
0.635 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 オークに近い中〜やや重い部類
密度(含水率12%時の推定)
≈635 kg/m³

物性データ

基本密度0.635 g/cm³

特徴・解説

フタバガキ科に属し、東南アジアの熱帯雨林を代表する巨大高木です。密度は約0.635g/cm³と中程度からやや重い部類に入り、日本のラワン材よりも強靭です。クルイン類全般の特徴として、細胞内にシリカ(二酸化珪素)を含み、さらに樹脂道からヤニが染み出す性質があります。これにより、物理的な強度は高いものの、加工時に刃物を著しく摩耗させるという難点があります。歴史的には、その強靭さを活かして鉄道の枕木やトラックの荷台など、過酷な環境下での実用材として重宝されてきました。

🎨 色味
辺材は淡黄褐色。心材は赤褐色から濃褐色で、時間の経過とともに色が深まる。
🌿 木目・肌目
木目は通直またはわずかに交錯。肌目は粗く、全体に均一な質感を持ち、導管が目立つ。
🛡️ 耐朽性
中程度。シリカを含むため虫害には強いが、心材の耐朽性は極めて高いわけではなく、防腐処理が推奨される。
🔧 加工性
困難。シリカにより刃物の消耗が激しい。また、乾燥後もヤニが染み出すことがあり、塗装や接着を阻害する。
📦 主な用途
トラックの荷台パレット倉庫の床材鉄道枕木コンクリート型枠