クルイン

Dipterocarpus costulatus
Keruing
Dipterocarpaceae
広葉樹
基本密度
0.74 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 ウォールナットより重い
密度(含水率12%時の推定)
≈740 kg/m³

物性データ

基本密度0.74 g/cm³

特徴・解説

フタバガキ科の代表的な広葉樹で、東南アジアの熱帯雨林を支える主要樹種の一つです。基本密度0.74g/cm³と重厚で、日本のナラ(オーク)に近い硬さを持ちますが、より粘り強い性質があります。最大の特徴は細胞内に多量のシリカ(二酸化珪素)と樹脂(レジン)を含んでいる点です。これにより耐摩耗性に優れる一方、加工時には刃物を著しく摩耗させます。ラワン類よりも強靭で構造材としての信頼が高く、重構造物や車両材として歴史的に重宝されてきました。ただし、乾燥が不十分だと後から樹脂が染み出す「ヤニ」の問題があるため、内装材としての使用には注意を要します。

🎨 色味
心材は赤褐色から濃褐色で、時間の経過とともに色が深まる。辺材は淡い黄白色で心材との境界は明瞭。
🌿 木目・肌目
木目は通直またはやや交錯し、肌目は粗い。表面には樹脂道に由来する細い線が見られることがある。
🛡️ 耐朽性
中程度。接地しない状況では高い耐久性を発揮するが、シロアリ抵抗性はそれほど高くない。
🔧 加工性
加工は困難。シリカ分により刃物の消耗が激しく、超硬工具が必須。樹脂が多く接着や塗装を阻害する場合がある。
📦 主な用途
トラックの荷台、コンテナの床材、重歩行用デッキ、鉄道枕木、建築用構造材