アピトン

Dipterocarpus grandiflorus
Apitong
Dipterocarpaceae
広葉樹
基本密度
0.67 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 ウォールナットより重い
密度(含水率12%時の推定)
≈670 kg/m³

物性データ

基本密度0.67 g/cm³

特徴・解説

フィリピンやマレーシアで「アピトン」の名で親しまれる、クルイン属の中でも特に有名な種です。基本密度0.67g/cm³と重厚で、日本のブナに近い密度を持ちます。最大の特徴は、非常に多くの樹脂を含んでいることで、これが天然の防腐剤として機能し、雨ざらしの環境でも粘り強く耐えます。歴史的には鉄道の枕木や橋梁材として日本の近代化も支えてきました。非常にタフな木材ですが、夏場などに表面から樹脂が噴き出す「ヤニ漏れ」が起きやすいため、衣服が触れるような高級家具には不向きです。実用性と耐久性を最優先する現場で真価を発揮します。

🎨 色味
心材は濃い赤褐色。辺材は淡い赤白色。樹脂の影響で表面に独特の光沢やムラが出ることがある。
🌿 木目・肌目
木目は通直。肌目は粗く、導管が大きく開いているため、塗装には目止めが必要。
🛡️ 耐朽性
高い。クルイン属の中でも耐朽性に優れ、特に湿気に対する抵抗力が強いのが特徴。
🔧 加工性
重硬で樹脂が多いため、加工は容易ではない。刃物のベタつきが発生しやすく、こまめな洗浄が必要。
📦 主な用途
鉄道枕木、トラック荷台、デッキ材、橋梁部材、重構造用梁