ムラサキ科に属し、日本では九州南部から沖縄にかけて自生するチシャノキ(柿の木に似た葉を持つことが由来)と同種です。密度は約0.50と中程度で、適度な硬さと弾力性を兼ね備えています。同科のジリコテのような重厚感はありませんが、散孔材らしい素直な性質を持ちます。日本の広葉樹の中ではエノキやムクノキに近い作業感があります。乾燥による狂いが出やすいため、板材としての利用には注意が必要ですが、彫刻などの細工物には向いています。産地では街路樹としても親しまれています。