特徴・解説
熱帯から亜熱帯の海岸沿いに自生する樹木で、日本では沖縄などに分布します。密度は約0.45と軽く、日本のキリとスギの中間程度の硬さです。古くから樹皮は繊維として利用されてきましたが、木材としては軽軟で加工しやすいため、カヌーの浮きや工芸品に用いられてきました。強度は高くありませんが、塩害に強い風土で育つため、独特の粘りがあります。乾燥による収縮が小さく、小規模な細工物に向く特性を持っています。
🎨 色味
心材は暗緑色を帯びた褐色から灰色で、辺材は白に近い淡黄色。独特のくすんだ色味が特徴です。
🌿 木目・肌目
木目は交錯することが多く、肌目は緻密。表面を磨くと滑らかな質感になります。
🛡️ 耐朽性
中程度。水辺に育つ樹種としては比較的耐性がありますが、接地利用では腐朽しやすいです。
🔧 加工性
容易。非常に柔らかいため手加工がしやすく、彫刻にも適していますが、表面が毛羽立ちやすいです。
📦 主な用途
カヌーの部材、彫刻、伝統工芸品、楽器の部品、網の浮き