ケンポナシ(玄圃梨)

Hovenia dulcis
Japanese Raisin Tree
Rhamnaceae
広葉樹
基本密度
0.543 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 ケヤキに近い標準的な重さ
密度(含水率12%時の推定)
≈543 kg/m³

物性データ

基本密度0.543 g/cm³

特徴・解説

日本、中国、朝鮮半島に自生し、果軸が食べられることで知られる広葉樹です。密度は約0.54で、日本のケヤキを少し軽くしたような性質を持ち、実際に見た目もケヤキに似ることから「クサブ」と呼ばれ代用されることもあります。適度な硬さと美しい木目を持ち、古くから工芸品や指物材として愛されてきました。乾燥はやや難しいですが、落ち着いた後は安定します。派手さはありませんが、日本の風土に馴染む落ち着いた風格を持つ実用材です。

🎨 色味
心材は落ち着いた黄褐色から茶褐色。辺材は淡い黄白色で、心辺材の境界は明瞭です。
🌿 木目・肌目
環孔材に近い組織を持ち、木目は明瞭で美しい。肌目はやや粗く、力強い表情を見せます。
🛡️ 耐朽性
中程度。屋内での使用には十分な耐久性を持ちますが、野外での長期使用には向きません。
🔧 加工性
良好。適度な硬さで刃物の通りも良く、接着・塗装ともに仕上がりが美しいのが特徴です。
📦 主な用途
茶道具、高級家具、建具、お盆、ステッキ