中国原産で日本でも古くから親しまれているクワ科の落葉広葉樹です。密度は約0.60と中程度で、適度な硬さと粘りがあります。日本の「ヤマグワ」と近縁で、材としても非常に価値が高く、古くから高級茶箪笥や指物細工の最高級材として「桑材」の名で珍重されてきました。使い込むほどに深みのある黄金色から茶褐色へと変化する経年変化の美しさは、他の木材に代えがたい魅力です。大きな材が得にくく、乾燥時に狂いが出やすいのが難点ですが、工芸的価値は極めて高い樹種です。