ヒマラヤトウヒ

Picea brachytyla
Sargent Spruce
Pinaceae
針葉樹
基本密度
0.437 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 スギやヒノキに近い軽さ
密度(含水率12%時の推定)
≈437 kg/m³

物性データ

基本密度0.437 g/cm³

特徴・解説

中国西部の高地に自生するマツ科の針葉樹です。密度は約0.44g/cm³とトウヒ属の中では比較的重厚で、日本のエゾマツやクロトウヒに近い性質を持ちます。ヒマラヤ近辺の厳しい風土で育つため、年輪が緻密になりやすく、構造材としての強度は安定しています。共鳴性に優れるトウヒ属の特性を持ちますが、乾燥時にねじれが生じやすい点には注意が必要です。建築材から楽器材まで幅広く活用される、アジア産トウヒの隠れた優良材といえます。

🎨 色味
辺心材の境界は不明瞭で、全体に淡い黄白色から黄褐色を帯びる。光沢がある。
🌿 木目・肌目
木目は通直で、肌目は精。針葉樹特有の清潔感のある質感が特徴。
🛡️ 耐朽性
低い。湿気には弱く、屋外での使用や接地しての使用には適さない。
🔧 加工性
良好。適度な硬さがあり刃物の通りが良い。接着や塗装の仕上がりも安定している。
📦 主な用途
建築構造材ピアノ響板バイオリン表板梱包用箱材家具の芯材