クヌギ(椚)

Quercus acutissima
Sawtooth Oak
Fagaceae
広葉樹
基本密度
0.733 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 ウォールナットより重い
密度(含水率12%時の推定)
≈733 kg/m³

物性データ

基本密度0.733 g/cm³

特徴・解説

日本では古くから里山の代表種として親しまれ、主に薪炭材やシイタケ栽培の原木として利用されてきました。密度は約0.73と高く、非常に硬く強靭な材質を持ちます。同属のミズナラと比較すると、より重厚で割裂性に富むのが特徴です。乾燥時に狂いや割れが生じやすく、建築材や家具材としての扱いは容易ではありませんが、その力強い質感は独特の魅力があります。現在はウイスキー樽の代用材としての研究も進んでいますが、加工の難しさが課題となります。

🎨 色味
辺材は淡灰黄色、心材は暗灰褐色。心辺材の境界は比較的明瞭で、全体に落ち着いた渋みのある色調。
🌿 木目・肌目
木目は通直だが肌目は粗い。ブナ科特有の大きな放射組織(虎斑)が顕著に現れる。
🛡️ 耐朽性
中程度。接地して使用すると腐朽しやすいが、気中では高い強度を維持する。
🔧 加工性
困難。非常に硬いため刃物の摩耗が激しく、乾燥時の収縮率が大きいため慎重な管理を要する。
📦 主な用途
薪炭(備長炭に次ぐ良質炭)シイタケ原木鉄道枕木農具の柄ウイスキー樽(試験的利用)