セイヨウハルニレ

Ulmus glabra
Wych Elm
Ulmaceae
広葉樹
基本密度
0.55 g/cm³
00.3 軽い0.60.9 重い1.2
💡 オークに近い中〜やや重い部類
密度(含水率12%時の推定)
≈550 kg/m³

物性データ

基本密度0.55 g/cm³

特徴・解説

ヨーロッパ原産のニレ科の代表種です。密度は約0.55g/cm³と、アジア産のハルニレよりもやや重く、より強靭な性質を持ちます。ヨーロッパでは古くから弓の材料や、水に強いため水道管や船底の材料として使われてきた歴史があります。日本のケヤキに近い剛性を持ちつつ、ニレ属特有の「割れにくい」という粘り強さが際立っています。現在、オランダニレ病の影響で希少価値が高まっており、美しい装飾的価値を持つ高級材として扱われます。加工性は良いですが、乾燥時の収縮が大きく、狂いが出やすいのが難点です。

🎨 色味
心材は暗褐色から赤褐色、辺材は淡い黄白色です。
🌿 木目・肌目
木目は非常に複雑で美しく、しばしば美しい杢(フィギュア)が現れます。
🛡️ 耐朽性
中程度。水中での耐久性は非常に高いですが、地上では標準的です。
🔧 加工性
良好。粘りが強く、釘打ちやネジ留めでも割れにくいのが特徴です。
📦 主な用途
高級家具、彫刻、ライフル銃床、ボートの内装、旋盤細工