ニレ科ニレ属の落葉高木で、日本では北海道に多く自生します。密度は約0.46と中程度で、同属のハルニレと比較するとやや軽く柔らかい傾向にあります。最大の特徴は樹皮の内側にある強靭な繊維層で、アイヌ文化では「アッタシ」と呼ばれる樹皮衣の原料として重宝されてきました。木材としては粘りがあり曲げに強い反面、乾燥時に狂いや反りが出やすく、慎重なシーズニングが求められます。導管が環状に並ぶ環孔材らしい力強い表情を持ちますが、耐久性はそれほど高くありません。